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VUCA with Flow

遠く歴史を遡れば、人類の誕生から現代に至るまで、人の世は常に動乱に満ちています。国や民族の攻防、盛衰、大移動。中世の世界的な大飢饉は、欧州で百年戦争を、日本では戦国時代を生みました。英雄が立ち上がるたびに、地球が寝返りを打つたびに、人々は危機にさらされます。
現代では経済や情報がグローバルに絡み合い、地球の裏側で誰かがつまづいただけで、生活が立ち行かなくなったりもします(バタフライエフェクト)。
自然や世界情勢が間断なく蠢いているのなら、その中で生きるのに変化を避けることは困難です。突然得るもの、突然失うものもあれば、ゆっくりと変容していく生活様式や社会秩序もあるでしょう。
大切なのは、周りの変化にただただ翻弄されるのではなく、目を見開き、状況を自分なりに解釈し、自ら恐れずに濁流を泳いでいくことではないでしょうか。

 

HOPE with Flow

パンドラが箱を開けると、中に詰まっていた人類の不幸が飛び出してしまい「最後に残ったのが希望」と言われています。一説には、慌てて箱の蓋を閉めて飛び出さずに済んだのが「未来視」だったとされています。
未来を予測できたら、人類はもっと不幸だった。未来を知らないから希望がある。この説話では未来を暗いものとして描いていますが、未来視を封じられている間に、人々はたくさんの努力をし、進歩を遂げてきました。
今苦しい人が、生涯ずっと変わらず苦しいままだとしたら生きているのは辛いだけです。世の中にはどこかゼロサムゲームなところがあって、誰かの不幸の上に幸せが成り立っていることがあります。
時に自分が苦労を背負い、時に誰かが苦労を背負ってくれている。
自分の元に富や栄誉を抱え込まず、代わりばんこで幸せと苦しみ、変化という希望を分かちあうことが、厳しい現代を共に生きていくための知恵なのではないかと思います。

 

LIFE with Flow

チクセントミハイという研究者の「フロー状態」という学説があります。程よい難易度の挑戦をしているとき、時間が経つのも忘れて没頭する状態のことです。その最中は何か自動的に自分を運ばれている「流れ」のようだという喩えから、”Flow”と表現するようになったのだそうです。
私たちはしょっちゅう何かにつっかえます。仕事はなかなか思うようにまわらない、人間関係はぎくしゃくする。そんなつっかえつっかえの道の中で、ふと私たちを取り巻き、どこかへ運んでいく流れに気づくのでしょう。
私たちの皮膚のすぐ下には、ものすごいスピードで血液が流れて。星が輝いていなくても、天体はいつもぐるぐると私たちの頭上を巡っています。地球は自転公転をやめず、大気は雲や寒暖をうねうねと流し込んできます。渡り鳥は季節を知って飛んでいき、植物は季節に押し上げられるように芽吹きます。
私たちの中に流れるFlowは、世界のFlowの一部なのです。